気軽に登れる両崖山〜天狗山コース!3時間で周れて眺望も最高です

栃木県足利市の両崖山〜天狗山のハイキングコースは、所要時間3時間ほどで気軽に登れる山です。
天狗山からの眺めは素晴らしく、足利市・太田市・邑楽郡を一望できます。
駐車場
駐車場はさいこうふれあいセンターに30台ほど、織姫観光駐車場に10台ほどのスペースがあります。


人気のハイキングコースなので駐車場も混雑が予想されますので、早めに確保しましょう。
いっぱいであれば有料の足利織物会館駐車場(1時間200円、1時間毎に+100円)もあります。
織姫神社の上の駐車場は2時間の制限があるので気をつけましょう。
トイレは織姫観光駐車場と織姫駐車場、織姫公園駐車場にあります。
織姫神社から行動開始


229段の階段を登ると、立派な朱色と白色の社殿が現れます。

ちなみに夜間はライトアップされており、非常に美しい神社です。
その美しさと立地の良さから、ドラマのロケ地としても利用されることもしばしば。
織姫神社のご祭神は機織りをつかさどる天御鉾命と織女である天八千々姫命の二柱の神様です。織物は経糸と横糸が織り合って生地を作ることから縁結びの神社と呼ばれるようになったそうです。
神社の右手を進むと、駐車場手前の左手に階段があります。

両崖山・足利城跡に向かって岩尾根道を登る
織姫公園を抜けると登山口が現れます。階段があるのは最初だけで、少し登ると岩場になります。


歩きごたえのある岩場です。より楽なルートを探しながら足を置いていく楽しさがあります。

この前の火災の際の火元といわれる場所には前方後円墳型のウッドデッキが作られました。眺望良好です。ちなみにウッドデッキに向けて監視カメラが設置されています。

足利城跡なので、堀切と思われる遺構が残っています。

足利城跡。朱色の鳥居が映えています。

足利城は、足利成行が天喜二年(1054)に築城し五代120年間使われ、その後、室町時代に至り足利長尾氏三代目の景長が修築したが、天正十八年(1590)に北条氏に味方した六代目顕長の没落とともに廃城となった。
城は山頂部の本丸跡、三方の尾根に作られた段郭と掘切等からなっている
中央に御嶽神社。左に月讀命 三日月神社、日本武尊、日野大神。右に大黒天と天満宮。

タブノキ自生地。残念ながらこの前の山林火災によって幹が焼けてしまい、切られてしまいました。

立派なタブノキだったので残念ですが仕方ありません。
天狗山へ向かう
神社の右奥に進むと、右に縦走ルートがありますがそちらではなく、
左のトラロープ沿いに、神社の裏を周る形で進みます。

神社の裏手。

堀切があります。

ここは西へ進みます。
南にも尾根が伸びていますが、天狗山方面ではないので注意。

ここからコルまで下っていきます。左上に見えるピークが天狗山です。

ある程度降りると歩きやすい道になります。

ここがコルで分岐になっています。天狗山まであと400m。

ここからまた登りです。



もう一度岩場を登って天狗山に到着しました。

180度視界が開けていて足利はもちろん、太田、邑楽方面まで見渡せます。遠くの秩父山地がまるで水墨画の背景のように淡く見えました。



富士山が見えるという「富士見岩」
天狗山から下っていきます。

分岐。そのまま進むと見晴台なので寄ってみることにしました。

これが富士見岩です。ここも眺めが良いですね。

景色を堪能したら分岐まで戻り、通7丁目へ。

しばらく歩いていると、ゴジラ岩という看板が出てきました。どこがゴジラなのか想像力を働かせてみましたが分からず…
よく見たらいわれが書いてありました。
「映画ゴジラの監督の声でこの岩波をゴジラ岩と命名しよう!」ということで決まったそうです。

「天狗の牙」と「石舞台」もその時に命名されたそうです。


須永山(154m)

観音山を登ったら後は下りだけ
ここが観音山。ピークではないのに「~山」という名前がついているのは珍しいですね。景色を見るとだいぶ高度が下がってきています。

常念寺までもうちょっとです。
常念寺
常念寺に到着しました。ここからロードに降りてさいこうふれあいセンターへ戻ります。


以上、気軽に登れる両崖山~天狗山ハイキングコースでした。
コースタイムは3時間弱ですが、筆者の行動時間は2時間弱でした。もっとゆっくりと歩いて天狗山で景色を楽しみながらお昼でも食べれば3時間くらいの山行になるでしょう。
適度なアップダウンがあり、岩場もあり、歩きやすい場所もあれば足の置き場に気を遣う場所もある。かといってそれほど危険な場所は無い。なかなか楽しい山なので登ったことが無い方は一度は登ってみて欲しいです!
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